コンポジション内のレイヤートランスフォームコントロールと同じ調整がエフェクトでできます。3D空間における回転が扱えない代わりに、『歪曲』と『歪曲軸』というパラメーターが設定可能です。
レイヤーのアンカーポイントを座標で指定して移動します。アンカーとは碇という意味を持ち、イメージの歪曲や回転の中心点を指定するのがアンカーポイントです。
※アンカーポイントと位置を同じ値に設定すると画面上のイメージは移動せず画像の中心となるポイントだけが移動します。また、アンカーポイント移動後は画面に見えているイメージに対しては位置が中心となって回転しているように見えるので錯覚するかもしれませんが、実際にはアンカーポイントが元々イメージが存在していた場所上で中心点を指定しているためその点を意識して調整すると感覚的にわかり易いかもしれません。
イメージの位置を座標で指定して移動します。
チェックボックスをオンにすると、スケールの調整で縦方向と横方向の割合を均等に変化させます。
スケールをパーセンテージで調整します。※均一スケールのチェックを外すと『スケールの高さ』のパラメーターの名称が変化します。
横方向のスケールをパーセンテージで調整します。※均一スケールのチェックが入っているとパラメーターは無効の状態になります。
イメージを歪曲させる量を調整します。
歪曲させる際の軸となる角度を調整します。180度周期で1周して同じ状態を繰り返します。
アンカーポイントを中心に(イメージの見た目上は位置を中心に回転しているように見える)イメージを回転させます。
イメージの不透明度を調整します。
チェックボックスをオンにすると、このエフェクト上でアニメーションさせた移動や回転、拡大などのアニメーションに対してかかるモーションブラーの度合いを、AfterEffectsのカメラで設定したシャッター角度決定するようになります。チェックボックスを外すと、直下にあるエフェクト内の『シャッター角度』で調整します。細かな調整が必要な場合は、チェックボックスをオンのままにしてください。
シャッター角度を調整します。シャッター角度を広く(値を大きく)するとその分露出時間が長くなるため、モーションブラーが強くなり、シャッター角度を狭く(値を小さく)すると露出時間が短くモーションブラーがかからなくなります。