どうも浪るーろんSTAFFのY・Fです。
7/1(水)に弊社所属のVtuber『浪るーろん』の3Dお披露目配信がありました。
多くの方に見ていただいて、嬉しいコメントなどもたくさんいただきとてもうれしかったです。
ありがとうございました。
今回は、3D配信のために制作した『3D降臨PV』のメイキング&制作裏話をお見せしたいと思います。
『3D降臨PV』の完成品はこちら↓↓
こちらがPV制作過程になります。
まずはどんなPVが良いのか、効果的なのかを案出しし、今回のPVの方向性を考えました。
3Dモデルお披露目ということでインパクトがなにより大事だということに決まり、そういったインパクト重視の案をいくつか考えました。
採用された案がこちら↓↓
浪るーろんの神の設定を活かし神々しさメインで作成していくことになりました。
社内の打合せでは神々しさを出せるということでクラシック曲の《レクイエム 「怒りの日」》の楽曲を採用した感じで話をしましたが、実はこのPV制作にあたってイメージというか、オマージュしたものがありまして・・・
案出しの資料にも書かれていますが、参考にしたものはこちらです↓↓
『オリジナルTVアニメ「ゾンビランドサガ」PV』
構成めっちゃ似てますね!!!!
…すみません。あまりにインパクトのあるかっこいいPVだったのでオマージュさせていただきました。
ありがとうございました!( ・ω・)_ _))ペコリ
こちらがシーン構成のために作成した動画です↓↓
Adobeの『Premiere Pro』を使用してPVの構成を作成しました。
こちらが映像コンテ(業界ではVコンテと呼ばれたりします)になります。
普通のVコンテと言えるほどのクオリティには全然なっていませんが、自分ひとりで完結するものなので、この程度でも問題ありません(多分・・・)
この段階で映像の大まかな尺と、シーンごとの尺や内容などが決まっていきます。
今回は音に合わせてシーンの切り替えや、タイポグラフィックをやっていきたかったので、曲先行で構成を組んでいきました。
Adobeの『AfterEffects』を使用して本制作をしていきました。
AfterEffectsはエフェクト作成や映像加工にも適していますが、なにより文字のアニメーション、タイプグラフィックが扱いやすく、わたしも頻繁にお世話になっています。
AfterEffectsの制作画面はこんな感じ↓↓
今回一番苦労してた点、力を入れた箇所は、終盤の浪るーろんの周りを一周するシーン。「浪るーろん 3Dモデル 降臨」の文字が決まる大事なシーンです。
このシーンの出来上がっていく様子を段階ごとに切り取ってみました。
STEP1:Unityでのレンダリング《浪るー回転シーン》
Unityではゲーム内のカットシーン作成などの用途で、かっこいいカメラワークが手軽に作成できる『Cinemachine』という公式アセットがあるので、浪るーの周りを回るカメラワークで使用しました。
ベジェ曲線でカメラのモーションパスをいじれるので使い勝手は良かったです。
上記のGIF動画のとおり、螺旋レールの上をカメラが登り、ターゲットに設定した浪るー(正式にはダミーを作成し、足元から顔まで一直線に登るオブジェクトがターゲット)のほうをカメラが向くようになっています。
STEP2:速度、カットの調整《浪るー回転シーン》
『AfterEffects』のタイムリマップで速度を調整。
STEP3:テキストアニメーション《浪るー回転シーン》
「浪るーろん 3Dモデル 降臨」のテキストアニメーションを追加。
STEP4:エフェクトや質感の調整《浪るー回転シーン》
手前の光の筋や、奥にかすかに見える塵っぽいパーティクル、ピントが合ってないように見せるボケ(ブラー)など奥行きが出るような調整をしています。
以上で最終シーン 《浪るー回転シーン》の完成です。
ステイホーム期間中でしたので、浪るーろん本人に家で収録していただき、音声データを送ってもらいました。
ボイス収録用に資料を作成し、それをもとに収録に臨んでいただきました。
PV終盤の「救われたいやつはついてこい」に関しては2パターン収録しました。
わたしは『冷たく見下したような感じ』が合うかなと思い提案しましたが、浪るーろん本人から『テンション高い感じ』のほうが合うのではとの提案をいただき、2パターン収録することになりました。
結果、浪るーろん本人提案の『テンション高い感じ』のほうがイメージに合い、インパクトもあったのでそちらを採用させていただきました。
さすがるー様!!!
以下「救われたいやつはついてこい」のボイス音源です。
1、『テンション高い感じ』採用パターン
2、『冷たく見下したような感じ』未採用パターン
BGM、ナレーションボイス等が全て入れ終わり、最後に各音源の音量調整とディゾルブ処理(切替時のフェードイン、フェードアウトなど)をしました。
今回はインパクト重視とのことで、BGM等は気持ち大きめの音量にしてあります。ただ、もう少し整音など慎重に行えばよかったと反省もしています・・・
このミックス、整音作業はクオリティや視聴者の維持などに大きく直結するところだと思っています。
今回はPremiere上で整音しましたが、今後は音声ソフトやミキシングソフトなどを使っていければいいなと思います。
皆さんはどんな環境、ソフトで整音など作業しているのでしょうか(。´-ω・)?
サムネなどを作成し、投稿の準備ができました。
今回新たな試みとして、このPV動画を使用してYouTube広告を打ってみることになりました。
(弊社の宣伝部?マーケティング部門?の方々に主に動いていただきました)
広告を打った結果、なんと5万回以上の再生回数を稼ぐことが出来ましたが、同時にお金もなくなったみたいです( ;∀;)
どれくらいのお金をかけて実際どれくらいの効果があったのか(チャンネル登録者数や、3D配信の誘致に繋がったかどうか)は今後どこかのタイミングで発表出来たらいいなと思っています。
以上が、浪るーろん 3Dお披露目PVの制作話でした。
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Y・Fの記事、次回は【浪るーろん 3D配信のメイキング】の予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。