はじめに
コロナ禍によって在宅勤務やリモートでの打ち合わせ等の機会が増えた方が多くいるかと思います。
この記事ではzoom上で、MMDモデルを使用してビデオ通話を行うやり方を紹介したいと思います。
必要なもの
・PC
・Webカメラ
・MMDモデル(ネット上で公開されているモデルを使用する場合、ライセンスにご注意下さい)
インストールしておくもの
・Zoom
・OBS
・VirtualCam(OBS用のプラグインです)
・MMDモデル
■準備編
ビデオ通話の準備です。Zoomを想定しています。
インストールしていなければZoomをダウンロードしてインストールしましょう。
https://zoom.us/download#client_4meeting
OBSも入っていなければ以下からダウンロードしてインストールして下さい。
https://obsproject.com/ja/download
以下からVirtualCamの最新版のインストーラをダウンロードしてインストールします。
https://github.com/CatxFish/obs-virtual-cam/releases
■実践
◆下記のサイトにアクセスします。
https://facevtuber.com/
1.ファイルを選択をクリックし、使用したいMMDモデルのzipファイルを選択します。(pmxファイルではありません!)
デフォルトで用意されているモデルを使用する場合は次へ進んで構いません。
同梱されている利用規約などがポップアップされます。
こちらはモデルファイルのみをzipで再圧縮したら表示されないことを確認しました。
問題なければモデルが表示されるかと思います。
複雑そうなマテリアルのモデルは再現が不完全だったりする場合があるようです。
以下ではへな羊様制作のギンギツネ アニメ版のモデルをお借りしております。
https://3d.nicovideo.jp/works/td30017
2.Startを押すとwebカメラが起動します。
3.Setを押すと顔の動きをトラッキングしてモデルが動きます。
Switchを押すと自分の表情が隠れて黒くなります。(左側のように)
4.popWindowをクリックしてモデルを別画面表示にします。
※注意
こちらの撮影中のブラウザと、別ウィンドウで立ち上げた画面は両方最小化せずに立ち上げたままにして下さい。
モデル画面がこの先の手順で反映されなくなってしまいます。
◆Webブラウザから離れてOBSを立ち上げます。
「ソース」の項目の「+」をクリックして「ウィンドウキャプチャ」を選択します。
新規作成が選択された状態でOKをクリック。
ウィンドウの項目から、Chrome.exe – 無題という項目を選択します。これが先程のFaceVtuberで別ウィンドウにしたモデル画面になっていると思います。
OKを押してメイン画面に戻ったら、現状だとブラウザのバーが表示されてしまっているので、赤枠をドラッグしてお好みで表示幅を調整しましょう。
以上の設定は次回起動時にも残っています。親切ですね。
◆メニューのツールから「VirtualCam」を選択
準備編の一番最後の項目がインストールされていればこちらの項目があるかと思います。
一番下のStartをクリックします。
また、AutoStartにもチェックを入れておけば、次回からこの手間が省けます。
◆Zoomの設定
Zoomを立ち上げて設定を開きます。
ビデオの項目からカメラのプルダウンをクリックし、「OBS -Camera」を選択します。
キャプチャのようにモデルの画面が出てきたら成功です。
■終わりに
OBS内のカメラを使用できるツールであれば以上の手順でアバターを使用した通話ができると思います。
問題点は、ライセンス的に問題がなくても見た目的に使用できるMMDが限られること、通話中はブラウザを立ち上げておかなければいけないことなどでしょうか。
他にも様々なやり方はあるかと思いますが、何かしらお役立てできていたら幸いです。