エフェクト名は荒いエッジという意味です。レイヤーのαチャンネルのエッジ部分を不規則にかけさせたり、外側に侵食させたりすることで錆びたような見た目を表現したり、かすれたような効果を与えます。
エッジを荒くするために内部的には数パターンのフラクタル形状を元にしてエッジの形を変化させています。エッジの形状に影響を与えるフラクタルパターンを下記の8種類の中からひとつ選択します。
荒くしたエッジ部分を塗りつぶすための色を選択します。※「エッジの種類」で「○○&カラー」という名称の形状を選択した場合のみイメージに影響します。
エフェクトの影響を受けるエッジの幅を調整します。αチャンネルの境界線から内側に向かってエッジが削られるような形でエフェクトの影響する範囲が広がります。
粗くしたエッジの境界線の硬さを調整します。値を大きくするとよりはっきりとした境界線になり、値を小さくするとブラーがかかったように境界線が柔らかくなります。
フラクタルの影響度合いを0~1までの間で調整します。1がデフォルト値で最もフラクタルが影響する状態、0に設定するとフラクタルの影響を受けなくなるためエッジが均一、滑らかに削られます。
イメージのエッジに影響する内部的に存在するフラクタルマップのスケールを調整します。フラクタルのスケールが小さくなるとエッジの形状が細かく、大きくなるとエッジの形状が太くなります。
イメージのエッジに影響する内部的に存在するフラクタルマップを横方向、または縦方向に伸縮させます。+(プラス)に値を設定すると横方向に、-(マイナス)に値を設定すると縦方向に引き延ばされます。
イメージのエッジに影響する内部的に存在するフラクタルマップの位置を座標指定で変更し、エッジ形状の微調整を行います。
フラクタルの形状はそのままに、ラフエッジエフェクトがイメージのエッジに影響する際の処理の細かさを調整します。値を大きくするとより細かいピクセルでエッジが計算されエッジが複雑に描画されるようになります。
※「スケール」と似たような動作に見えますが、「スケール」はエッジの形状の大きさそのものを変更するパラメーターなのに対し、「複雑度」は元々決まっているエッジの形状をより細かい部分まで正確に計算する、計算処理の解像度を上げるようなイメージで使い分けてください。
イメージのエッジに影響する内部的に存在するフラクタルマップの形状を変化させるパラメーターです。「スケール」による基本的な形状の細かさを変えることなく形状が変化します。エッジをウニウニと動かしたい場合など、アニメーションさせるためにキーフレームを設定して使用するのが主な使用用途です。
「展開」でアニメーションを調整する際に、一定間隔で形状をループさせるためのオプション設定です。
チェックボックスをオンにすると、一定間隔でフラクタルが同じ形状に戻りループするようになります。
「サイクル展開」をオンにした際に有効になります。形状がループする周期を指定します。値を1にすると「展開」のパラメーター360度で同じ形状に戻ります。値を2、3と増やしていくと720度で一周、1080度で一周して同じ形状に戻ります。
エフェクトのランダム要素のパターンを変更します。この設定においては特に法則性はなく、単純にフラクタルの形状パターンを変更であり、あくまで出力結果に対して別のレイアウトで結果を得たいなど見た目を変更したい場合に調整します。