AfterEffects標準エフェクト「CC Particle World」を使用した花火の作り方

AfterEffects標準エフェクト「CC Particle World」を使用してこのような花火を作っていきたいと思います。

新規平面レイヤーを作成

ショートカットキー「Ctrl + Y」で新規平面レイヤーを作成します。

「CC Particle World」を適用

作成した平面レイヤーにエフェクト「シミュレーション」から「CC Particle World」を適用します。

パラメータを調整し、キーフレームを追加します。

「Birth Rate : キーフレーム」

  • 【1f】 : 10.0
  • 【2f】 : 0.0
  • Longevity(sec) : 3.50

「Producer」

  • Position Y : -0.10
  • Position Z : 2.00

「Physics」

  • Velocity : 4.00
  • Gravity : 0.100
  • Resistance : 5.0

するとこのように花火の原型が出来ました。

「ノイズ」を適用

続いて、エフェクト「ノイズ&グレイン」から「ノイズ」を適用します。

パラメータを調整します。

  • ノイズの量 : 100.0%
  • ノイズの種類 : 【カラーノイズを使用】のチェックボックスをONにします。

新規平面レイヤーを作成

次に、新規平面レイヤーを作成します。

「ノイズ」・「輝度&コントラスト」を適用

作成した平面レイヤーにエフェクト「ノイズ&グレイン」から「ノイズ」を適用します。

さらにエフェクト「カラー補正」から「輝度&コントラスト」を適用します。

パラメータを調整し、キーフレームを追加します。

「ノイズ」

  • ノイズの量 : 100.0%

「輝度&コントラスト : キーフレーム」

【25f】

  • 輝度 : 100
  • コントラスト : -100

【40f】

  • 輝度 : 0
  • コントラスト : 100

そして、CC Particle Worldを適用したレイヤーのトラックマットを「ルミナンスキーマット」を選択します。

こうすることで、平面レイヤーのノイズの輝度に応じてパーティクルで生成した花火がキラキラするようになります。

「ブロックディゾルブ」を適用

次に、平面レイヤーにエフェクト「トランジション」から「ブロックディゾルブ」を適用します。

パラメータを調整し、キーフレームを追加します。

変換終了

  • 【50f】: 0%
  • 【90f】: 100%
  • ブロック幅 : 115.0

すると発生した花火がランダムに消えるようになりました。

平面レイヤーと花火レイヤーをプリコンポーズ

平面レイヤーと花火レイヤーをプリコンポーズします。コンポジション名を「hanabi」とします。

「グロー」を適用

花火に明るさを加えていきます。

hanabiレイヤーにエフェクト「スタイライズ」から「グロー」を適用します。

次に、hanabiレイヤーをショートカットキー「Ctrl + D」で複製し、上のhanabiレイヤーの描画モードを「加算」にします。

「ブラー(方向)」を適用

上のhanabiレイヤーにエフェクト「ブラー&シャープ」から「ブラー(方向)」を適用します。

パラメータを調整します。

  • 方向 : +45°
  • ブラーの長さ : 10.0

さらにブラー(方向)エフェクトを複製し、パラメータを調整します。

  • 方向 : -45°
  • ブラーの長さ : 10.0

ブラーをクロスするように適用することで、さらにキラキラとした表現ができます。

上のhanabiレイヤーをさらに複製します。

するとこのようになりました。

「CC Light Burst 2.5」を適用

さらに一番下のhanabiレイヤーにエフェクト「描画」から「CC Light Burst 2.5」を適用します。

パラメータを調整し、キーフレームを追加します。

  • Center : 花火の発生する中心に設定します。

Ray Length

  • 【12f】: 50.0
  • 【20f】: 0.0

そうすると、花火の炸裂を表現することが出来ました。

完成

最後に、3つのhanabiレイヤーをすべて複製します。

完成しました。

AfterEffects標準エフェクトでこのような花火を作ることが出来ました!

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