元の音声をコンサートホールで聞いているような、反響した印象の音にする。カラオケのエコーカラオケや、お風呂場など狭い部屋での反響音もリバーブである。ディレイと類似しているが様々な壁から拡散的に反響したような音を再現するならばこちらのエフェクトを使用する。音声の加工には欠かせないエフェクトである。例えば教会のパイプオルガンの音もリバーブがかかっているからこそ味わいのある音に仕上がっているといえる。
リバーブ時間(ミリ秒)
元の音が発生してから遅れて反響音が聞こえる時間の平均値を指定する。指定はm/s(ミリセック)となる。
ディフュージョン
音声の拡散具合を調整する。値が大きいほど音源が観測点よりも距離が離れているように聞こえる。
減衰
反響音が空間に残る時間を指定する。値を大きくすると反響する壁が音源よりも遠く離れているような印象になる。
明るさ
反響音に残る音声の情報量を残す割合を調整する。値を大きくすると反響後の音が元の音と近い情報を持ったまま反射するようになる。
ドライアウト
元の音(ドライ)の音量を調整。
ウェットアウト
反響音(ウェット)の音量を調整。